ジル サンダー(JIL SANDER）の舵をとってから5年になるルーシー＆ルーク・メイヤーは、久々にメンズとウィメンズ合同のショーを開催。野外の会場では雨が降ったが、ベラ・ハディッドを含むモデルたちは、傘を片手に煌めく素材を取り込んだルックを披露した。
ルーシー＆ルーク・メイヤーが2018年春ごろに初めてジル サンダー(JIL SANDER）のデザインを手がけたとき、ランウェイショーはウィメンズとメンズ合同だった。その後すぐにデザイナーたちは2つのコレクションを分けた。「メンズとウィメンズ、別々に育てる必要がありました」とバックステージで語った。ふたりがブランドの舵をとってから5年、ジルサンダー 再び合同でのショーだ。「そうやってメンズとウィメンズを一緒にデザインするのです」と説明した。
メンズ、ウィメンズともに「モダン」を追求。
コレクションの特徴は、モノクロームのスーツやルーズなシルエット、ライトカラーといったルックにあり、これらはどちらのジェンダーにも登場していた。「何をモダンと感じるのか考えました」とルーシーは言った。多くのミラノブランドがセクシー路線をとるなか（春夏では珍しいことはないが）メイヤー夫妻は現代性について別の見解をもっている。「着目したのは、私たちにとって重要であるすごくシンプルなパターンカッティングのワークウェアにグラマラスなものを落としこむこと、JIL SANDER コピーパーカー そしてそれをもっとエキセントリックなものにすることです」とルークは語った。シルクサテンのカッティングカーゴパンツのようなわかりやすいものや、スパンコールがきらめくストラップレス・イブニングドレスにスニーカーをあわせた極端なものまでさまざまだ。
ミラーやスパンコールで、輝きや光沢感を演出。
メイヤー夫妻は毎回手仕事を取り入れてるが、これまではマクラメやクロシェが服にナチュラルなムードを与えていたのに対して、今回のコレクションでは輝きや光沢感といったグラマラスな要素となった。雲形のミラーで飾られたタンクトップやミディ丈のキルトスカート、LAの日暮れ後に瞬く街並みをグラフィックパターンにした単色プリントがそうだ。
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